誰もが輝ける社会を目指して、サッカースタジアムに花壇をつくりました
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誰もが輝ける社会を目指して、サッカースタジアムに花壇をつくりました

FC今治のホームスタジアム『ありがとうサービス.夢スタジアム』内に花壇があることはご存知でしょうか? 北ゴール裏の頂上にある空きスペースを利用して作られた"夢スタ花壇"。この花壇の整備には今治の社会福祉法人 来島会の職員の方、施設に通所する障がい者の方、来島会に勤務するFC今治レディースの選手、FC今治のスタッフが整備に関わりました。

なにもない空きスペースから、土を耕し、苗を植え、水やりを行い花壇を維持整備するには、たくさんの人の手が必要でした。その整備の大半を担うのは、来島会の方々です。なぜ、夢スタで花壇整備を行おうと思ったのか? 今回の花壇整備で中心となってくれた来島会職員の石丸さん、水本さんにお話を伺いました。

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――夢スタの花壇整備にかかわるきっかけは何だったのでしょうか?

石丸さん 来島会の中に就労グループというものがありまして、その中での会議でこの話を聞きました。「老若男女、障がいのあるなしに関わらず、自然と人が集まる今治の中心やシンボルとなるような場所を作っていきたい。」という来島会とFC今治さんとの理念が共通している部分があることを知り、ありがとうサービス.夢スタジアム内にそのような場所ができれば良いとも考えました。

花壇を作ることにした理由は花には人の心を豊かにするという魅力があり、それは子どもから高齢者まで共通していると思ったことと、コロナ禍ということもあり直接スタジアムへ応援へ行くことが難しいため、花文字という形でFC今治を応援できたらと思い制作にあたりました。

――どの様な方々が今回の花壇整備に参加されたのでしょうか?

石丸さん 来島会の運営する就労グループ、ステップ、今治ワークス、麦の穂、ふきあげワークスの4事業所に通所される方などが作業しました。作業日数は準備段階から花を植えるところまでで5日ほどでした。

水本さん 花を植えてからは水やりを定期的に行いました。3月にビオラを植え6月からは種からひまわりを育てて、夏場はひまわり畑にしていました。

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▲なにもない土地を耕すところから開始

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▲春に咲いたビオラで「FC IMABARI GO! GO! J2」の花文字

――花壇整備で苦労された点はありましたか?

水本さん 資材運搬や水やりをする際に階段の上り下りが大変でした。水くみをする場所はスタジアムのクラブハウスでそこからタンクに水を汲み花壇で水やりをしなければならないので。日々の運動不足を思い知らされました(笑)。

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――花壇整備は来島会の入所者さんにとってどういう位置づけだったのでしょうか?

水本さん 障がいのある方が地域に出て何かをするということは地域社会で生きていく上ですごく大切にしていることです。今回はFC今治さんのありがとうサービス.夢スタジアムという地域の中にある施設に出向き、花壇の整備をするという地域活動の一貫というかたちで取り組まさせていただだきました。

花壇整備に参加した方からは、「次いつ行くの?」「私はまた行けるの?」と言われ、次行くことを楽しみにしています。FC今治の試合がある日に、ボランティアスタッフとして参加している利用者さんからは、「次この日に花の世話をやりに行くよ」と言うと喜ばれます。施設ではなく外に出て地域で活動するのは、施設の利用者さんたちにとってすごく喜びや楽しみとなっています。

――来島会のみなさんは花壇以外でもFC今治の試合のボランティアなど様々な関わりがありますよね。

水本さん 今治ワークスにはFC今治レディースの選手も働いているので、利用者さんと職員の間でFC今治の話題もよく上がります。試合のボランティアに参加する方は、こういうことをボランティアで行ったと教えてくれたり、みなさん楽しんでいます。コロナ禍で地域の中に出ていくことが減った中、感染対策を行って運営している夢スタでの活動は普段関わらない人との活動ですごく楽しく活動しています。

石丸さん 試合のボランティア以外でも、トップチームのホペイロ(用具係)も担当させて頂いています。障がい者の方がFC今治の中で輝ける場所ができて嬉しいと思います。

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▲ひまわりの種植えを行うレディース選手

――地域で障がい者の方々が輝ける場所というのはまだ少ないと思われますか?

石丸さん 障がい者雇用など積極的なところもある一方、今治は中小企業が多いので障がい者雇用まで意識がまわらないところもあるのが現状です。私がこの仕事をはじめた30年ほど前から、地域の中でこの人たちを認識してもらうため、施設を開放して夏祭りなど地域の人と関わるイベントを開催してきました。コロナ禍で去年今年は開催できていないのですが、年々来場者が増えてて地域の人も楽しみにしてくれるイベントになり、地域の方々の障がい者に対する理解も深まってきたと思います。その中で、ふれあいを持ったりしないとなかなか障害者の方のことは理解されにくいとも感じています。ですので、このような地域イベントの開催や、FC今治さんとの取り組みを通じて障がい者の方が活躍できる場を増やしていきたいですね。

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▲FC今治コーチ、スタッフも参加

――この花壇整備を通じて得られたものは何でしょうか?

水本さん たくさんの笑顔が得られたのではと考えています。利用者さん、職員も整備中にはたくさんの笑顔がみられました。また整備終了後の試合では試合の観客様が花壇にも足を運んでいただきFC今治さんと来島会の合同の取り組みなどを知っていただくことができてよかったです。

石丸さん 次の里山スタジアムでも、里山というテーマを掲げているので花壇をやれたらいいですよね。花がいっぱいのテーマパークがあるじゃないですか、里山スタジアムもそんな風に地域の名所になったらいいですよね。

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ありがとうございます!夢スタを一緒に満員にしましょう!^^
FC今治を運営する株式会社今治.夢スポーツです。noteでは「心の豊かさ」をテーマに、トップチームの活動のみならず、「しまなみ野外学校」などの教育事業や、地域全体で1つのサッカーピラミッドを創る試み「今治モデル」など、企業理念の実現に向けたの様々なチャレンジの舞台裏を発信します。